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声優名 綺音  [ 声優詳細情報 ]
価格 1504円 文字数 4411文字
サイズ 12094.7 KB 公開日 2023年8月20日
声のタイプ 【NEW!】天然女子 ファイル形式 mp3
売れ行き
 この作品の販売回数 : 1回
作品内容  美しいお姫様の介錯の様子です。

台詞
四肢をふるわせ、恍惚と苦痛にひそめた美しい眉、中空に据えられた視線、激しい呻きを迸らせ腹掻き切る美貌の女忍者、そのあまりにも艶めかしく美しく、あまり凄絶な光景に引き付けられた一同は、息を呑んで見守るばかりです。






戦国無惨譜
美姫介錯腹
武運つたなく敵軍に捕らえられた゛猪姫゛とうさされた勇武の美姫は、介錯腹というけなげな、切腹を申し出たのです。
篠崎陽



命漲る腹
「いざ、これより自害つかまつります」
草の上に座り直す姫に、弾正の命で、一城の姫の自害とあって、簡略ながら死の座が設けられることになりました。
楯板を並べ、その上を白布で覆い、敷皮を置き、その上に姫が最後の座を占めます。
……
……。 四寸近く白刃を覗かせ、白布でしっかりと巻かれた腹切り刀は、間もなく行われようとする姫の切腹の壮烈さを思わせます。
「猪谷城主大膳太夫が姫、由紀。武運拙く此処に自害を遂げまする。女ながら、見事に腹が掻き切って見せましょうほどに、後々までの語り草に致されませい」
臆するきしょくもなく、きっぱりと覚悟のほどを言い終わると着衣の襟に手を掛け左右に寛げてゆきます。汚れを知らぬ乙女の白い肌がのぞきます。寛げ終わると、左肩から、袖を抜き、ついで右の肩もぬくと、さっと着衣を後ろに脱ぎ落としました。豊かに、然し堅く引き締まった両の乳房が目映く目を打ちます。
更に、袴の紐を緩めると、ぐっと落とし下げ、下腹まで充分に腹部を曝しました。臍の窪みが艶やかに張り切った姫の腹に、美しい陰りを作っています。若い女の輝く肌の美しさに、一座の者全て息を呑んで、声もありません。
生命の漲るある腹が、二つに割けて血潮に塗れねばならぬとは、何と無惨な。見詰める人々は、荒い戦場を忘れ、等しく見守るのみです。
腰骨の所で、しっかりと袴の紐を締め直すと、姫の下腹は、ふっくらと盛り上がります。その下腹を、愛おしむかのように左手の平でゆっくりと二度三度と、姫は撫で回します。
腹の肉が動き、へそが微妙に形を変え、息衝く毎に上下する様に、一同固唾を飲み、若武者はかえって面を伏せる者います。
ゃがて、静かに姫は手を伸べると、腹切り刀を右さか手に取り上げました。冷たく光る刃を暫く眺めていましたが、腰骨の上辺りで左下腹に、軽く切っ先を押し当てると、後ろに座している忍に声をかけます。
「忍様。まず、私が刃を突き立て、腹を刺し貫きまする。じゅぶんに腹深く刃が通りましたれば声をかけますゆえ、それまでお控えくださいませ。声をかけましたれば、忍様が代わって刃をお取りなされて、あとはお心のままに、存分に私の腹を切り捌き、姉上に勝る苦しみを味わわせ、恨みをお晴らし為されませ。作法どおり十文字腹にいたされてよろしゅうございます」
細々と行き届いた姫の言葉に、
「心得ましてございます。さすが姫様、お見事なお覚悟。不束ながら、介錯させていただきまする。さればお心静かに——」
忍も爽やかに答えると、姫の右後ろに寄り添います。

冷たく光る鋼鉄
「ではーーまいりまする」
姫は、からだを伸ばすと、左手で左の脇腹を押え、気息を整えます。血生臭い戦場で武士の切腹は見慣れている人々ですが、うら若く美しい姫の切腹とて、流石に見守る目も緊張に輝いております。目を閉じて、暫く息を計っていた姫が、かっと大きく目を見開いたと見えた一瞬、ぐいっと腹が迫り出すように押し出され、それを迎えるように白刃が光りました。
「う、うっーっ」
ぎゅっと姫の唇が堅く結ばれ、腹切り刀を握った手に全身の力が込められています。思わず前屈みになったからだを起こすと、両手で刃を握り、仰け反るように腹を突き出します。
刃は、一寸(約3センチ)ばかり、既に肉をかんでいるようですが、これではまだ浅いのです。このまま引き回しては、肉が断たれるだけの切腹にしかなりません。
姫は両手にしっかと握った刃に力を入れ、刃の押す力と、苦痛に屈みがちになるからだをこらえて腹を押し出し、じりじり白刃を、わが腹深くさし貫いてゆきます。
五分—一寸ー一寸五分、冷たく光る鋼鉄が、艶やかな肉を裂いて、姫の体の中にはいってゆきます。姫の顔からは血の気が引いて、白い面はますます白く、額に脂汗が滲んできました。
ついに四寸近く輝いていた刃は、ほとんど姫の腹に刺し通されました。突き立った刃の回りから、血潮が一条二条とたれ始めます。
恐らく、豊かにあでらののった若い女の腹の肉を貫いて、刃は姫の臓腑に届いているのでしょう。
はーっと、姫は息をつくと、刃を握った手の力が緩みました。思わず息をついて見守っていた一座の者も同じく、ほっと息つく思いです。
「い、いざ、介錯をーー忍様っ」
「は、はいっ」
姫の背後に躙り寄ると、忍は左腕で姫の体を抱え込み、右手で腹切り刀を掴みました。忍の手が刃を握ったのを見て姫は、手を離すと、刀を引き回すのに妨げにならぬように、両肘を上げ、両手で胸乳を抱くように抱え込みます。見事に腹深く刃を刺し通し終えた喜びか、苦痛を堪えながらも、姫の顔に安らぎの色が窺われます。
しかし、それもほんの一瞬のことで、あとに続く刃の引き回しは、凄まじい苦痛を与えるに違いありません。
腹切り刀をしっかりと、握り直した忍は、然し、流石に躊躇います。無理もありません。打つか打たれるか、互いに力を取っての勝負なれば、切りつけるに躊躇いはありません。然し、なすままに任されたからだ、美しく健気な姫、同じ若い女の身として、力を入れかねるのも、また、最もです。
「いかがなされました。姉上があれにてーームーっ、見届けておられまするぞーー」
苦痛を堪えての姫の励ましに、気を取り直した忍は、
「されば、ごめん!」と叫ぶと、ぐいっと腹切り刀を右へ引ききりました。
「ぐうっーっ」
姫の喉が鳴って、体が反ります。ぶしゅっ!無気味な響きがして、姫の腹が裂け始めます。然し、脂の良くのった若い女の肉に深く食い込んだ刃は、中々進みません。ぶしゅっ、ぶりりーー刃に押されて、右の方へ引き攣られた腹が少しずつ切り割かれてゆきます。
刃が過ぎると、赤い肉が爆ぜ返り、血が滲み出し、軈て下腹を伝います。乳房をつんだ姫のてに堅く力が込められ、歯を食い縛って、苦痛を懸命に耐えています。息遣いが段段荒くなってゆきます。
刃は漸く姫の臍下の辺りまで移っています。引き回す忍もまた必死の面持ちです。


臍下まで切り割いたところで、忍は手を止めて息をつきました。姫もむーっ、と耐え抜いた苦痛を押さえかね、呻き声を漏らすと、体を思わず捩りました。
ーーぎえっ!姫の喉から、獣めいた叫びが上り、蒼白な顔が大きく歪みます。
はっと見定める人々の目に、血潮のたれる腹の割け口から、ぬるりと、何か食み出してくるものがうつります。乳房を掴んだ掌を離して傷口を押える姫の掌の間から覗く、其れは、正しく姫の腹綿です。懸命に切口へ押し戻そうしますが、食み出た腹綿はかえってずるずると垂れ出してきます。
「し、忍様っ」
介錯を切なく促す姫の声に、この上の猶予はならじと、忍は力を振り絞ると、「えいっ」かけ声もろとも、ぎりぎりと刃を引き回しました。
溢れ出ようとする腹綿に、刃は浮き気味になり、末は浅くなりましたが、ずぶずぶと、右脇腹まで一文字に、姫の腹はついに切り割かれました。
姫の腹から引き抜かれた腹切り刀は、血と脂にべっとりと色取られています。
左手を前についた姫は、肩で息をつき、
「くーっ、あー、うーむっ」
と、切腹の苦痛を存分に味わっています。切り口からは、腹綿がぞろりと流れ出し、妖しい姿を見せています。
俯いて苦しみを堪えていた姫は、軈て顔を上げました。血の気のすっかり失せた顔は能面を思わせ、目の縁には、隈が見え、死の近づきを示しています。然し、気丈な姫は、体を起こすと、
「十字腹をーーじ、じゅうじーーばらをーー頼みまする」
「姫様、もはや、十分でございます。切腹、お見事にございます」
忍が、体を支えながら言いましたが、
「何の……此れしき。むーっ、まだまだ、苦しみ足りませぬ。い、いえ、作法どおりーー十文字にーー名を惜しむーー姫の、姫の願い、頼みまする。く、くっ、い、いざっ」

見事十文字腹
弾正が頷くのを見た忍は、この上は姫の心のままにと、血のりを拭うと、刀を再び取り直しました。
姫の背にぴったりと寄り添うと、鳩尾にやや下向きに刃を当てると、ぐっと刺し通します。ぶるぶると、姫の体が震え、残る生命のあがきを示します。
後ろからでは切り下げるのが難しいと見た忍は、姫の前に回り、片手で姫の肩を押さえると、「ごめん」と言うや、突き入れるように刀を押し下げます。鳩尾からゆろく盛り上がる上腹のへんは浅めに切り、臍向かって少しずつ深く、臍上一寸ばかりのところから、腹綿が覗くまで、十分に深く刃を入れるのが心得です。しのぶの手は、そのとおり、姫の腹を縦に断ち割ってゆきます。
へその横を過ぎて一文字の切り口と合うころまで切り下げると、がばっ、と姫の腹綿がさらに溢れ出ました。
「ちいーっ、あ、むーっ、お、おもいーーきり、下腹までーーうーっ」
姫は、然し健気に、忍を促します。
食み出した臓腑をそのまま、ずぶずぶと更に一押し下腹十分に女の命の宿るあたりまで十文字腹は仕遂げられました。艶かしい女の美しさを見せていた姫の腹は、血潮と腹綿に塗れた無残な姿に終わり果てました。
「姫様っ。武士も及ばぬ見事なお腹にございます。忍、感じ入ってございます」
姫の体をささえ、しのぶは姫を力づけました。
「う、うれしいーー姉様のーー仇をーーお見事にーー」
「いえ、姉の苦しみなぞ、姫様のこのご切腹に比べれば、ものの数ではございませぬ。姫様をお恨みなぞしてーー恥じ入りまする」
「く、苦しいーーで、でも、姫はーーうれしい、いえーーうっーーむ、苦しくない。ここちよいーー苦しみーーこれがーーわたくしのーーはらわたーーくーっーーむーーあーっ」
息が浅く忙しくなり、小刻みに身体が震え、目の力が弱くなり、断末魔が近くなってきました。血潮に塗れて蠢く己が臓腑の中に手をついて、姫は苦痛の内に不思議な笑みを浮かべ、消えかかる生命を僅かに繫いでいます。
「姫様、このうえのお苦しみ、忍、見るに堪えませぬ。おそれながらお首を……」
忍は姫の後ろに立つと、刀をかざします。しかし姫は「まだまだーー」と制すると、残る力を振り絞って、体を起こし、血に塗れた左手を膝について、体を立て直そうします。顎ががくがくと震え、歯が鳴ります。右手で腹の裂け目を探ると、腹綿を手繰り出そうとしましたが、流石に手に力がありません。
これまで、と姫も悟ったのでしょう。左手で体を支え、右手をわなわなと震わせながら、背に垂れた髪を前に掻き寄せ、項を露わにすると、片手拝みに
「南無ーー」
と念仏を呟くと、
「い、いざっ!ヶ
と首を伸べました。


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