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声優名 常盤はなこ  [ 声優詳細情報 ]
価格 503円 文字数 1072文字
サイズ 53195.4 KB 公開日 2021年11月29日
声のタイプ おっとり系のお姉さん ファイル形式 wav
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作品内容  女人切腹詠 綿綾譜 著・篠崎陽

溝口与之という女人切腹の朗読音声です。

台詞
女人切腹詠
綿綾譜
篠崎陽
溝口与之、大和国一万石、柳本藩士・溝口七太夫の一人娘なり。婿養子たる夫七郎右衛門、美男にして、主君・織田信方出府中、偶々その内室と通じ、懐妊に及ばしむ。流産ことを秘すも風聞頻りなり。
与之、主家並びに我が家の恥を憂え、意を決して夫・七郎右衛門を刺殺、自らまた自害せんとす。
父・七太夫、定めによれば、夫殺しは磔刑なり。かっての自害は憚りありと許さず、公儀の処置を待つ。信方、七太夫の忠勤に免じ、自裁を認む。ここにおいて、与え、夫に代わり、士道に従い、女人なれど切腹を望む。
即ち、端然として座に臨み、憶することなく白刃を腹に貫く。前例なき女人切腹に介錯の用意なし。如何にやせんと議するを、与之静かに押し止め、従容ととして十文字に割腹す。検使、大刀を取って与之の首をはね、こと終わる。吉村れつ女とともに、女人切腹の花と青史に著名なり。余、秘かにその情景を脳裏に描けば、壮烈凄艶心大いに動く者あり。よって短歌にそのさまを試みに詠ずることしかり


夫に代わり 女ながら 腹切りて  士道をたてむ 心ぞかもなし  

盛りなる 女の春を わが手にて  断つ装いの 白無垢美し

さわやかに 裾をさばきて 白足袋の 憶せず踏むは 腹切りの席

美女の血を 吸いつくさむと 九寸五分 冷たく光る 三宝の上

白無垢を くつろげゆけば 人妻の 愛(かな)しきまでの 肌のつやけさ

息づけば へその窪みの 影動き   丸き下腹 しかとあらわす

わが命 断たむ刹那ぞ 短刀に   手を伸ばしつつ なに思いいむ

うむと一声 力をこめて 突き入れる  腹切り刀 いま肉を食(は)む

くいしばる 口より漏るる うめき声   居並ぶ者の 手に汗のしむ

息をのむ 列座の耳に ぶりぶりと  腹の割(さ)けゆく 音の無気味さ

引き回す 刃にはぜる 腹の肉   血潮は花と 白無垢を染む

一文字 へそ下深く 腹を割る   非情の刃 切れ味鋭し

一文字 腹切り終えし その刃   両乳の谷へ またも突き立つ

身をそらし 弱る力を 奮いたて  ぐぐと押し下ぐ あわれその意気

押し下ぐる 刃はへそを 断ち割りて みごと遂げたり 女十字腹

ふくよかな 女の腹は 十文字    裂けて白布に 血の紅葉散る

笑み割れし 腹よりしぶく 血の中に   妖しくのぞく 与之のはらわた

今ははや 力尽きしか 女丈夫も  痛手にうめき 身をふるわする

髪乱れ 乳房はあえぎ よじる腰  今際の際も なお艶めかし

背にかかる 黒髪前に 撥ね除けて    振り挙ぐ太刀に 夕日きらめく

かっ! 閃光瞬時 骨を断ち   黒髪引きて 首宙に飛ぶ      

首失(う)せし 与之女の胴は 白砂に   血潮まきつつ ゆらぎ倒るる

首のなき 骸(むくろ)の腰の 円やかに  女の性(さが)の 見えて悲しき

命消ゆる 骸のふるえ おさまりて  壮烈与之の 魂(たま)は去りゆく

切り口は 朱にまみれど 顔面に色香は失せず 検視を受くる





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